12月10日、定期湖水観測
 

  12月10日、定期湖水観測を実施しました。この日はベタ凪で、油のような水面でした。今回は西浦と北
 浦の水質の違いを調査するために、北浦の3箇所も観測しました。西浦では相変わらずどの地点でも白濁
 が見られました。北浦では鰐川(大船津沖)で弱い白濁が観測されましたが、北浦心(北浦大橋南)や北
 浦町山田沖では白濁がなく、よい透明度(1m20cm)でした。一方西浦では80cm前後でした。参加者は、西
 浦と北浦の湖水の違いを実感していました。帰路は夕焼けを前方やや左に見ながら針路を取り、日没直後
 に帰港しました。
  持ち帰ったサンプルの化学分析では、COD値が西浦で5台なのに対して、北浦では6台でした。
  動物プランクトンは、西浦より北浦で、ケンミジンコ類とその幼生であるノープリウスが多くカウント
 されました。イサザアミは高浜入りのみで、見られました。
  植物プランクトンは、西浦でスケレトネマが優占していましたが、10月、11月より減少していました。
 それでも昨年の12月と比較すると、スケレトネマが多いことが特徴的でした。北浦では、スケレトネマが
 少なく、他の珪藻類、藍藻類、緑藻類が見られ、多様性がありました。
 
 
霞ヶ浦水質調査研究会