2004年2月の湖水観測結果より |
2月20日は、船長の都合で午後からの出港になった。平日のためレジャーボートとは出会わなかったが、 漁船1隻とすれ違った。夫婦の漁師さんは、定置網を張っているので、注意してほしいと話していた。実 際、湖面には竹棹や杭があちこちに立っていて、何の標識なのか、素人目にはわからないが、船長は巧み にそれらを避けて船を進める。 歩崎沖付近には底泥の浚渫船や中継船が出ていた。土浦入りの奥から始まった国土交通省の大規模底泥 浚渫は、約10年を経て湖心近くまで到達したことになる。 観測結果では、やや水温が上がり、日照時間が伸びてきたことを受けて、植物プランクトンが増え始め ていた。特に、シネドラ(ハリケイソウ)類とキクロテラ(ヒメマルケイソウ)類がやや多かった。これ は例年通りである。スケレトネマは、今後再度増殖するのか注目される。動物プランクトンは少なく、先 月に全地点で確認されたイサザアミは、今月は減少していた。 水質では、あいかわらず白濁が全地点で観測された。透明度は先月よりはよかったが、SS(縣濁物)は 多かった。COD値は、植物プランクトン量を反映して、やや高くなってきた。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |