2004年3月の湖水観測結果について |
強い風浪のため、予定日を2日延期しての観測になった。波浪はまだかなり強く、ときおり波頭が白く 崩れる。越冬カモ類は、春近しでかなり数が減ってきた。ユリカモメも真冬に比べてやや少なくなった感 がある。 水の色は、底泥の巻き上げと白濁によって、茶強白濁の地点が多かった。それを反映して縣濁物が多く、 透明度は低い。特に縣濁物は、当協会が観測を開始して以来最悪であった。水質では、硝酸態窒素が高め であったが、強い濁りが影響していると思われる。 動物プランクトンは、イサザアミが発生し、濁りと波浪の影響もあって少なかった。イサザアミは、抱 卵個体が多かった。植物プランクトンは珪藻類の春のブルーム(増殖)が始まっていた。2月に多かった キクロテラが減り、シネドラとメロシラがやや増えてきた。スケレトネマは多くないが、2月よりやや増 えてきた。藍藻類と緑藻類は少なかった。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |