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2004年6月の観測結果より |
白濁がややおさまって、天王崎沖や三又湖心では透明度が1m前後になった。SS(縣濁物)も少なか った。透明度が良いと太陽光が湖水深くまで入射して、植物プランクトンの増殖にとって好条件になるは ずだが、実際は、今の季節としては多くない。一方、イサザアミは最近数年間では最大の発生量となって いるが、動物プランクトンや植物プランクトンの発生、魚類の稚魚の成長との因果関係が、食物連鎖の中 で複雑に絡まり、予断を許さず、今後の湖水の生態系の動向が注目される。 COD(化学的酸素要求量)は5〜6台で低いが、この季節は雨が多く、波が穏やかな日が続くため、湖 水の攪乱や底泥の巻き上げが起きにくいため、採水している上層では水質がよい傾向にあることに加えて、 植物プランクトンが少ないことが影響していると思われる。 。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |