2005年3月14日の観測結果から |
やや時化模様の中で出港した。3月上旬に寒い日が続いたので、水温は2月とほぼ同じだった。透明度 は90cm程度であるが、白濁はなく、水の色は緑が濃くなり、春の植物プランクトン増殖を示していた。 水質では、高浜入りで縣濁物が多く、硝酸態窒素濃度が高かった。植物プランクトンでは、どの地点で もシネドラ(ハリケイソウ)類が増えてきた。高浜入りで、キクロテラ(ヒメマルケイソウ)類が特に多 かった。キクロテラは溜め池や養魚池などで大発生することがあるが、硝酸態窒素濃度が高いことを反映 していると思われる。動物プランクトンも、順調に発生している。ケイソウ類が春に増殖することは「健 全な湖水」の状態を示していると言われている。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |