2007年6月13の湖水観測結果から
 
 
  翌日から梅雨入りという天気予報を聞いて出港した。波は穏やかで、順調に定点を回った。白濁がなく
 各地点とも比較的透明度が良い。夏の動物プランクトンであるオナガミジンコが早くも確認された。イサ
 ザアミが江戸崎入り、天王崎沖、高浜入りでプランクトンネットに入った。約2年間イサザアミは少なか
 ったので、まとまった発生になるか注目される。植物プランクトンでは、ケイソウ類のニッチアが優占し
 ていた。
  高浜入り以外は CODが低めだった。各無機態チッソ、リン酸態リン濃度も低めで、水質は良好といえる。
 ただし、初夏に透明度が良く、梅雨明け後水温が上がり、日射が強いとアオコの発生につながりやすいこ
 とが懸念される。
 
 
 
 
左:潮来市牛堀庁舎前。 右:潮来市街と屋形船。
 
霞ヶ浦水質調査研究会