2007年9月13日の湖水観測結果から
 
 
  9月13日の定期観測では、直前の台風によるまとまった雨で水位がY.P.約1.5m(平水位より40cm高い)
 に上昇していた。湖面では操業中の漁船が少なかった。ときおりボラの群れの波紋が見えた。
  透明度は、天王崎沖や三叉湖心では 90〜100cm程度だが、高浜入りでは60cmだった。水色は緑系で植物
 プランクトンの発生を示していた。水質項目の中では、亜硝酸態窒素濃度が高く、雨水の影響が考えられ
 る。
  動物プランクトンでは、8月には見られなかったゾウミジンコ類が発生していた。ワムシ類の量もまず
 まずだった。植物プランクトンでは、シネドラ、メロシラなどの珪藻類と糸状藍藻類が優占していた。バ
 ランスよく、緑藻類がもう少し増えれば、より健全な湖水に近づくと思われる。なお、土浦港の岸壁やス
 ロープでは、付着性の糸状藍藻類であるリングビアが発生していた。
 
 
 
 
St.01付近 掛馬沖水質水位波高観測所脇             行方市麻生桟橋に着船 ランチタイム
 
霞ヶ浦水質調査研究会