2007年11月15日の湖水観測結果から
 
 
  午前中は晴れたが、うすい霞がかかっていた。風はほとんどないが、船が走行中はかなり寒い。土浦入の
 鳥獣保護区では、カモ類の大きな群れが見られた。この日は銃猟の解禁日で、湖心付近では、ハンターを乗
 せた複数の船とすれ違った。漁船やバスボートは少なかった。各定点での湖水透明度は1m前後のところが
 多いが、植物プランクトンの発生による緑色のモヤモヤした状況が続いていた。水温は15度C前後で、この
 時期としてはやや高い。10月下旬に襲来した台風20号の影響で、塩化物イオン濃度が低下していた。
  発生している植物プランクトンでは、珪藻類がやや少なく、糸状藍藻類が優占していた。動物プランクト
 ンでは、江戸崎入と高浜入で、この時期としては珍しく、フクロワムシとツボワムシが多かった。またカブ
 トミジンコが出現した水域もあった。
 
 
 
 
かすみがうら市柏崎の森、沖からよく目立つ。           
宝石をちりばめたように輝く水面。
 
霞ヶ浦水質調査研究会