2008年3月13日の湖水観測結果についての湖水観測結果から
 
 
  1月〜2月は冷え込む日が多かったが、3月に入ると霞ヶ浦地方も気温、水温がやや上昇してきた。観測
 日の13日はちょうど好天となり、風も止んで、スタッフ一同、不安なく出航した。掛馬沖での自衛隊ヘリコ
 プターの着水、放水訓練を横目に見ながら、順調に観測定点を回った。途中、横引きトロール(イサザ・ゴ
 ロ引き網)漁の漁船と出会ったが、水面近くに逃れてきた小魚を狙ってユリカモメが群れていた。
  やはり透明度は上昇していなかった。カブトミジンコが激減し、ケンミジンコ類も少なかった。シネドラ
 (ハリケイソウ)のブルーム(春季の増殖)が起きており、糸状藍藻類の優占と併せて、植物プランクトン
 が多い状況にあり、COD値にも反映されていた。高浜入ではキクロテラ(ヒメマルケイソウ)が多かった。
 
 
 

3月13日の掛馬沖。着水訓練をする自衛隊ヘリ。
 
霞ヶ浦水質調査研究会