2008年10月16日の湖水観測結果について |
10月の中旬は、晴れの天気が続いた。16日も穏やかな晴天で、ほとんど無風の気象条件で出航した。出漁 中の漁船は少なかった。カモ類の群れが渡ってきていた。 この秋は台風襲来がないため強い波浪が発生せず、底泥の巻き上げがなく、一方雨が多かったこともあっ て湖水の入れ替わりが進んだのか、透明度が良い。懸濁物が少なく、電気伝導度、塩化物イオン濃度が低い。 CODは白濁収束後では最も低い数値であった。動物プランクトンは9月よりは減少したが、まだ多く、 植物プランクトンを活発に捕食していると見られる。そのため植物プランクトンも少ない。今後水温が下が り、動物プランクトンが減少し、替わって植物プランクトンの増加、COD値の上昇が予想される。ただし、 初冬に爆弾低気圧の通過があると、強い波浪による底泥の再懸濁によって透明度が減少し、植物プランクト ンの増殖に必要な光強度が得られにくいこともある。 |
潟vロパスト様、潟宴Nスマリーナ様のご協力により2008年8月度より定期観測を再開しました。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |