2008年11月13日の湖水観測結果について |
11月13日は、天候は晴れているが、ややシケ模様の出航となった。案の定、沖では風速は推定で10m/秒以 上となり、白波が立つほどだった。日本の船乗りは、白波が立ち始めると「白兎が走る」と言うが、英語で は「ホワイト・キャップス(白帽子)あるいは「ホワイト・ホーシズ(白馬)」と表現するそうだ。波が高 いので、カモ類の群れは岸辺近くに寄っているらしく、見えない。調査船はかなり揺れたが、船酔いする人 もなく、無事に観測を続けた。 透明度は比較的良かったが、後半の地点では底泥の再懸濁物である微粒子がサンプルに混じった。水質は まだ良い方だが、10月に比べてCODが上昇してきた。これは植物プランクトンのうち、糸状藍藻類が増加 してきたことによるもので、動物プランクトンが減少し始め、捕食圧が低下したことに加えて、水温が下が っても増殖可能なプランクトスリックス類(オシラトリアやフォルミディウム)が優占してきたことによる と考えられる。 |
潟vロパスト様、潟宴Nスマリーナ様のご協力により2008年8月度より定期観測を再開しました。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |