2008年12月18日の湖水観測結果について
 
 
  前日来のモヤが晴れて視界が広がる中を出航した。無風快晴の調査となり、越冬中のカモ類、ユリカモメ
 カワウなどがよく観察できた。底泥浚渫用の送泥管を引くタグボート、横引き漁の漁船、バスボート、調査
 船とすれ違った。各観測地点の湖水は緑色を示すところが多く、透明度は約1mだった。冬至が近いため日
 没が早く、夕陽がさざ波を金色に染め、シルエットのように浮かび上がる土浦市街のビル群を目指しての帰
 港となった。
  湖水の水質では、SS(懸濁物)が低めだった。COD値が先月よりもやや上昇したが、6前後で比較的
 良好だった。COD値の上昇は植物プランクトンの珪藻類や藍藻類が先月より少し増えたためで、替りに動
 物プランクトンが減少してきた。動物プランクトン相は、オナガミジンコやカブトミジンコが消えて、ケン
 ミジンコとノープリウス幼生が優占する冬季型に移行してきた。これは例年同様である。
 
 
潟vロパスト様、潟宴Nスマリーナ様のご協力により2008年8月度より定期観測を再開しました。
 
霞ヶ浦水質調査研究会