2009年2月12日の湖水観測結果について
 
 
  穏やかに晴れて、ほとんど風がない天候での観測となった。気温、水温がまだ低く、湖面を行き交う船は
 少ない。浮島沖では、100羽以上のカワウとユリカモメが群れて、水面で採餌行動らしい賑やかな動きをして
 いた。シラウオの群れを見つけたのかもしれない。浮島和田岬近くの人工砂浜は、造成工事が終了したらし
 く、工事関係の車両や重機も見えないので、沖から近づいてみた。石積みの防波堤に囲まれた砂浜ができて
 いた。午後は、西に傾いた太陽が、さざ波をややオレンジ色に染める中を、土浦港をめざして帰路についた。
  水質では、江戸崎入と沖宿沖でCOD値がやや低かった。1月末の大雨(累計で約70ミリ)で河川水が流
 入した影響かもしれない。その他の地点ではCODは7台まで上がり、植物プランクトン(主に珪藻類と糸
 状藍藻類)の数も連動して増加していた。無機態の窒素やリンは低めだった。動物プランクトンは例年どお
 り、この時季は少なかった。
 
  
今月の定期湖水観測より、再び(社)霞ヶ浦市民協会主催で観測を行いました。
 
霞ヶ浦水質調査研究会