2009年6月18日の湖水観測結果について
 

  土浦港の水面にうっすらとアオコが浮いているのを見ながらの出航となった。梅雨時の曇り空の湖面では
 横引きトロール漁の漁船数艘、バスボート1艘とすれ違った。
  沖宿沖と江戸崎入の定点では、動物プランクトンが少なかったのに対して、高浜入の定点では、フクロワ
 ムシとオナガミジンコが大発生していた。高浜入では、逆に植物プランクトンや原生動物(鞭毛藻類をふく
 む)が少なかった。高浜入は透明度が低く、アンモニア態窒素濃度が異常に高かった。
  これらの現象の因果関係は判然としないが、高いアンモニア態窒素濃度は、大量発生した動物プランクト
 ンの排泄物に関係する可能性がある。高浜入では、動物プランクトンによる植物プランクトンへの捕食圧が
 数値に反映されているかもしれない。
  今月も有志のカンパによる観測実施となった。「市民による湖水観測」を支援して頂ける方を募集してい
 ます。霞ヶ浦市民協会研究室まで、ご連絡ください。

 
6月の定期湖水観測は土浦石岡地方社会教育センター霞ヶ浦
の水質調査と水運史研究同好会のカンパにより行われました
 
霞ヶ浦水質調査研究会