2009年9月17日の湖水観測結果から |
やや波浪があるが、穏やかな天候の下での観測となった。カモ類の飛来にはまだ早く、水鳥が少ないが カワウやアオサギが遠くの杭や網生簀などに止まっているのを眺めながら航行した。窒素、リン、CODなど の水質項目は、最近の数値としては特に高くない。透明度は1m前後の地点が多かったが、三叉湖心では1. 25mと比較的良かった。 動物プランクトンでは、例年秋に増加するゾウミジンコが多かった。江戸崎入、天王崎沖をはじめ、各 定点でワムシ類(ツボワムシ、フクロワムシ)が多く発生しており、ワカサギの良い餌になっているもの と思われる。 植物プランクトンでは、メロシラ類、キクロテラ類の珪藻類が8月より増加してきた。藍藻類では、8 月に見られたミクロキスティスは、ほとんど見られず、替わってフォルミデイウムがやや増えてきた。今 後冬にかけて、水温低下と日長時間の短縮にともなって、糸状藍藻類の増加が予想される。 この調査には試薬キット代や船代がかかります。霞ヶ浦水質調査研究会の活動を支援してくださる会員 を募集中です。年会費5000円で、船の定員の範囲で何回でも乗船体験できます。 入会希望の方は、029-835-2252までご連絡ください。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |