2009年10月15日の湖水観測結果から
 
 
  台風18号が10月8日に霞ヶ浦の西側を通過し、土浦市と龍ヶ崎市で竜巻が発生、かなりの被害が出た。
 雨量は多くなかったので風台風の範疇に入ると思われる。その1週間後、10月15日の湖水観測となり、晴
 れてはいるが、湖水は薄い白濁が生じていた。台風通過時の強い波浪によって再懸濁した底泥成分のうち
 比重がごく軽いものが沈殿せず浮遊していたようだ。CODは高くないが、透明度が低く、SS(懸濁物)がや
 や多かった。顕微鏡観察では、有機残渣らしいものが多かった。動物プランクトンはまだ多いが先月より
 は減少してきた。先月多かったワムシ類は、江戸崎入以外では激減していた。植物プランクトンは少なく
 COD 値に反映されているようだ。無機態窒素とリン酸態リン濃度は、特に高くない。

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