2009年11月19日の湖水観測結果から |
出航時は曇りだったが昼近くから降り始め、午後は小雨が降り続く天気となった。風がないので波は強 くないが、雨中での観測となった。小学生の湖上体験学習船「ホワイトアイリス号」とすれ違ったが、他 の船は出ていない。 10月下旬から11月中旬にかけて、かなりの降雨があった影響で、電気伝導度、塩化物イオン濃度が低下 していた。透明度は10月より回復して1m前後であった。懸濁物、植物プランクトンは多くはない。動物 プランクトンは、水温低下を反映して減少してきたが、季節外れのフクロワムシ、ゾウミジンコがまだ観 察された。大型のカブトミジンコも発生しており、植物プランクトンは、これら動物プランクトンの捕食 圧を受けて、増殖が遅くなっているようだ。今後冬になれば、動物プランクトンの捕食圧が低下し、珪藻 類が優占する植物プランクトンの増加が予想される。 本観測は民間の「霞ヶ浦水質調査研究会」による調査です。観測は船代、試薬キット代など費用がかか ります。ぜひ会員(年会費 5000円、メール:pcom @ sea.plala.or.jp)になって本観測をサポートして ください。会員は年に1回以上、体験乗船できます。 |
霞ヶ浦水質調査研究会 |