2010年10月21日の湖水観測結果について
 
 
  前夜からの小雨模様の中を出航した。風はほとんどない。沿岸は霞んで良く見えない。漁船やレジャー
 ボートも出ていない。定点6地点の透明度は、沖宿沖で65cmと低いが、他地点では比較的良かった。採水
 は表層からバケツで行っているため、今回のように無風状態で降雨がある時は、波浪による攪拌がなく、
 雨水が湖水の上に乗っている状態のため、分析結果では、電気伝導度や塩化物イオン濃が低くなる傾向が
 ある。pHも天王崎以外では、9台で雨水の影響が考えられる。植物プランクトンも少なく計数され、CODは
 4から5台とかなり低かった。今回のような気象条件での観測結果の解釈では注意を要する。動物プランク
 トンは、ゾウミジンコ類がかなり多く、夏の影響が残っていた。ワムシ類は牛渡沖以外で発生しており、
 ミジンコ類とともにワカサギやシラウオの良い餌になっていると思われる。


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  この湖水観測活動は、市民が作る「霞ヶ浦水質調査研究会」による自主的な調査ですが、公益的な意義
 が大きいものです。しかし財源不足の中で、個人の負担が大きくなっています。応援してくださる方を募
 っています。

  連絡先TEL:029-835-2252 メール:pcom @ sea.plala.or.jp
  また(株)ラクスマリーナ様では『調査船がいあU世』で水質調査と霞ヶ浦1周クルーズに参加を呼びか
 けるページを作ってくださいいました。コチラからご覧いただけます。
 
 
霞ヶ浦水質調査研究会