梅雨の晴れ間の観測となった。植物プランクトンの発生で透明度は1m前後、CODは4〜5台だった。動物プランクトンのうちカブトミジンコは5月に比べて減ったが、江戸崎入、天王崎沖、三又湖心ではゾウミジンコがやや多かった。アンモニア態窒素は5月に比較すると低下した。植物プランクトンでは、アオコの主体であるミクロキスティスがやや増加してきた。それ以上に珪藻類のメロシラ(アウラコセイラ)・グラヌラータ、メロシラ・アングビアが多かった。緑藻類のクンショウモ、イカダモ、ボルボックス類もやや多かった。このように、6月にいろいろな植物プランクトンが増加した理由は、ミジンコ類が減って、捕食圧が低下したことが考えられる。しかし、今後真夏に向けて水温が30度を超えるようになると、ミクロキスティスが優占していくことが予想される。 |