台風18号と19号の間の晴れ間を見逃さず、出港した。曇りがちの天候で風は弱かった。それでも午後の帰路ではやや波があった。平水位より約60cm高く、桜川、恋瀬川の河口近くの水域は濁りが観察された。透明度は高浜入、沖宿沖、江戸崎入でやや低く、河川流入水の影響が出ていた。電気伝導度、塩化物イオン濃度はやや低く、やはり河川水の大量流入を裏付けていた。COD は夏期に比較して低めだった。一方、硝酸態窒素、リン酸態リンはやや高かった。植物プランクトン数は秋期としては例年なみだが、フォルミディウム(糸状藍藻類)がやや多かった。動物プランクトンでは、夏期に多かったミジンコ類が減少し、ワムシ類がやや多かった。大型台風が相次いで来襲し、流域にかなり降水があり、湖水が希釈されたことで、昨年の同期と同じように、COD 値などに影響がありそうだ。 |