今秋は例年に比べて雨模様の日が多く、観測実施を延期していたが、10月の観測は19日に行った。午前中は晴れていたが、午後は曇り、帰路は小雨となった。そのため、江戸崎入の定点は欠測になった。雨が多かったためか、透明度は各地点で1メートルを超えて、比較的に良かった。COD値、各無機態窒素、リン酸態リンが低めで、異常値は観測されなかった。
動物プランクトン類は、10月としては例年なみで、真夏に比べてワムシ類がやや多くなり、ゾウミジンコもカウントされた。植物プランクトン類では、特に優占する種類はなかった。これから冬に向けて、日照時間が短くなり、水温が低下するため、植物プランクトンが少なくなるが、来春2月には珪藻類が増えてくることが予想される。
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