2021年 6月 7日湖水観測結果について
 出港時のマリーナでは、流木、小枝が大量に漂着していた。午後から晴れという予報だったが、ほぼ一日中曇りの天気だった。
この日、ほとんど波浪がなくスムースに観測できた。透明度は沖宿沖、高浜入りで50〜60cm程度だったが、他定点では 100cm前後だった。湖面ではボラの群れを観察した。5月に目立った水面のハクレン死体は、今回はわずかだった。
動物プランクトンは、ワムシ類、ケンミジンコ類、ミジンコ類がほとんどネットに入らなかった。最近数年、6月の動物プランクトンが少ない。捕食者である動物プランクトンが少ないにもかかわらず植物プランクトンも少なかった。ワカサギ稚魚の成長への影響が気になる。
COD値は、沖宿沖、高浜入りで7mg/L前後だが、他地点は5mg/L程度で、植物プランクトンが少ないことを反映していた。無機態窒素、リン酸態リンは特に高くなかった。
6月観測では、参加者は恒例の「水郷潮来あやめ祭り」「加藤洲十二橋めぐり」を楽しんだ。
 この湖水観測活動は、市民が作る「霞ヶ浦水質調査研究会」による自主的な調査ですが、公益的な意義が大きいものです。しかし財源不足の中で、個人の負担が大きくなっています。応援してくださる方を募っています。
 メール:pcom @ sea.plala.or.jp
 また(株)ラクスマリーナ様では『調査船がいあU世』で水質調査と霞ヶ浦1周クルーズに参加を呼びかけるページを作ってくださいいました。コチラからご覧いただけます。
調査風景
北利根橋西 常陸利根川潮来牛堀の北斎公園沖
加藤洲十二橋
潮来あやめ園の見事な花菖蒲
帰路の牛込沖
霞ヶ浦水質調査研究会