2022年 6月 3日湖水観測結果について
 6月調査は、例年、潮来あやめ祭りに参加するかたちで実施してきた。今回は、「午後3時過ぎに雷雨」の天気予報に基づき、船長がスマホで雷雲の動きを把握し、あやめ園の散策のみで、早めに午後2時に土浦港に帰港した。間もなく土浦でも雷雨となった。船長の的確な判断で安全に調査できた。
 湖水の透明度は、欠測となった高浜入を除き、1m前後か、それを超える地点が多かった。各地点のCOD値は、5月よりやや上昇したが、4〜6mg/Lと特に高くなかった。無機態の窒素やリンも同様だった。植物プランクトンは5月同様、珪藻類が主体で、特に多くはなかった。動物プランクトンは、沖宿沖、牛渡沖では少なかったが、江戸崎入、天王崎沖では例年なみで、ケンミジンコが多かった。ワムシは皆無だった。今後、7月のワカサギ漁解禁に向けて、3月〜6月の初期餌料が少なかったことが漁獲量に影響するか、注目される。
 この湖水観測活動は、市民が作る「霞ヶ浦水質調査研究会」による自主的な調査ですが、公益的な意義が大きいものです。しかし財源不足の中で、個人の負担が大きくなっています。応援してくださる方を募っています。
 メール:pcom @ sea.plala.or.jp
 また(株)ラクスマリーナ様では『調査船がいあU世』で水質調査と霞ヶ浦1周クルーズに参加を呼びかけるページを作ってくださいいました。コチラからご覧いただけます。
美浦村大山スロープ沖
牛渡沖 調査風景
潮来あやめ園は7分咲き
霞ヶ浦水質調査研究会