例年8月に実施してきた夏の逆水門方向の観測は諸事情で10月にずれこんだ。季節は変わったが、貴重な秋のデータが得られた。今回は、日帰りの最短コースで逆水門まで往復したので、高浜入り、江戸崎入り、北浦心、佐原沖は欠測となった。
天候は好天に恵まれ、風も強くなく、観測日和で写真撮影にも好適だった。透明度は各地点で低く、60cm程度のところが多く、水色は茶緑、薄緑、薄茶だった。CODは5mg/L前後だった。逆水門の閘門を通過して、下流側に出ると、電気伝導度、塩化物イオン濃度が高く、潮水が遡上していた。植物プランクトンは、例年の2月、9月に比較して、どの地点でもやや少なめだった。動物プランクトンも少なかった。 |