『 がいあ 』 ニュースと航海日誌 『 2003年11月 』 |
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2003年11月15日(土) |
。.霞ヶ浦*ネットで水上交通の歴史講習 |
霞ヶ浦*ネットで、がいあ船長講師の、かつての水上交通の講習会を京成マリーナ会議
室で行った。さつき丸などかつて霞ヶ浦の水上を彩った船や、昔の水泳場の画像をPC
モニターに映す等、画像の公開も行った。その後京成マリーナのホワイトアイリスに乗
船しカモメに餌をやったり、現状の水を見るなど、各種観察を含めたクルージング行っ
た。特に 100羽を超えるカモメが、船尾に追従する姿に多くの参加者が喜びの歓声を上
げていた。その後、土浦京成ホテルでランチを食べ解散となった。ランチも非常に好評
だった。今回の参加者は予想以上に多く約30名であった。次回は実際季節定期便に乗っ
て、霞ヶ浦一周クルージングを企画したいと思う。
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2003年11月14日(金) |
船長1名、調査員2名、ゲスト4名 |
着 |
発 |
地点名 |
天候:曇。 風向風速:北東0〜4m。 気温12〜14℃ |
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10:00 |
土浦港京成マリーナ |
定期水質調査のため出航。 |
10:07 |
10:22 |
沖宿−防衛技研 |
採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。 |
10:31 |
10:46 |
牛渡−大須賀 |
採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。 |
10:51 |
11:10 |
大山桜井イケス |
状況をうかがう |
11:15 |
11:30 |
江戸崎入心 |
採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。 |
11:40 |
11:55 |
三又心 |
採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。 |
12:05 |
12:15 |
麻生−和田沖 |
採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。 |
12:25 |
12:35 |
手賀イケス群 |
状況調査 |
12:45 |
13:00 |
高浜入心 |
採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。 |
13:15 |
13:25 |
崎浜 |
粗朶離岸堤の酷い状況を撮影 |
13:30 |
13:40 |
沖宿 |
粗朶離岸堤の酷い状況を撮影 |
13:45 |
15:00 |
土浦港京成マリーナ |
着船後各荷揚等、食事。走航距離48浬 |
本日は常陽新聞社の岩波様、土浦市議の柏村様、会員の植田様岩崎様が参加され、養殖
ゴイの現状と、赤潮の状況の視察を兼ねて行った。高浜入から手賀にかけては赤茶白濁
が著しくコーヒー牛乳のようであった。歩崎付近航行中は生臭かった。湖心付近での動
物プランクトンは著しく少なかったが、イサザアミを確認できる水域もあった。
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2003年11月09日(日) |
船長1名、ゲスト1名 |
着 |
発 |
地点名 |
天候:曇時々雨。 風向風速:北東10m。 気温14℃ |
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13:30 |
土浦港京成マリーナ |
出航、徐行。 |
13:50 |
14:20 |
志戸崎沖 |
状況観察、透明度。 |
14:25 |
14:35 |
湖心 |
状況観察、透明度。 |
14:50 |
14:55 |
牛渡沖 |
状況観察。 |
15:15 |
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土浦港京成マリーナ |
走航距離22浬 |
志戸崎では、半数以上の網に鯉が浮かび、物凄い生臭さで、水は非常に酷い赤茶白濁だ
った。牛渡では、生簀内に浮く鯉の絶対数は志戸崎に比べ多くはなかったものの、やは
り凄い生臭さで、気持ち悪くなりました。牛渡も凄く酷い赤茶色を呈していました。今
回は湖心まで行ってきましたが、綺麗に見えるのは土浦入奥の1海里程度だけで、沖宿
沖から、湖心に至っても、茶白濁から、鉄錆のような酷い赤茶色を呈しており、所々で
気分が悪くなる程の生臭さであった。臭いは網生簀がないところでも航行中強く感じら
れるところがあり、スケレトネーマ・ポタモス赤潮が発する臭いなのかもしれない。昨
日がいあUに同乗した友人(ヨットマン)は、先月札幌からの帰りの空路で、午後の着
陸間近に航空機の窓から霞ヶ浦を見たら赤っぽく見えたので、そろそろ夕焼けの時間な
のかなと思ったと話していた。
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携帯電話で撮影。志戸崎港沖の網生簀 |
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2003年11月02日(日) |
。.霞ヶ浦でコイの大量死。被害額1円億超 |
本日、までに霞ヶ浦での養殖鯉の大量死が確認されている。各種報道機関ではわが国で
は初めてのコイヘルペスであるとの発表であったが、養殖業者との話では、コイの鱗の
粘膜から採取した細胞を培養して調べるものであり、現在見られるような外的症状は以
前からもあり、見つからなかっただけであると考えているようである。また、今回のエ
ラの炎症による大量死は、先月の12日付近から発生しており、その日は、市民協会の前
回の定期水質の日であり『スケレトネーマ・ポタモス』による強白濁の始まった時期と
も一致し、死因であるエラの炎症が本当にウイルス性コイヘルペスであるという証拠は
はない様に思われる。淡水版スケレトネーマによるエラの炎症に関しても疑ってみる必
要があるのではないかと思われる。海水域では、スケレトネーマは無害とされているが
淡水版に関しては資料が少なく影響は不明である。
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