『 がいあ 』 ニュースと航海日誌  『 2006年2月 』
2006年2月9日(木) 船長1名、調査員2名、ゲスト1名
地点名 天候  晴。  風向風速:北西10〜12m。  気温4〜5℃
 
09:30 10:10 土浦港京成マリーナ 定期水質調査のため出航。
11:10 11:25 沖宿−防衛技研 採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。
11:35 11:40 牛渡−大須賀 採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。
11:55 12:05 高浜入心入 採水、pH、EC、透明度、プランクトン採取。
12:10 12:10 志戸崎−馬掛沖 大波により航海計器類及びトイレ等破損。
16:42 17:00 土浦港京成マリーナ 帰港後食事、片付等。走航距離28浬
非常に強風の中、調査員及び船長のスケジュールの都合上、本日中の水質調査を余儀な
くされれることとなった。あまりひどい場合には途中引き返すことも考慮に入れ出航。
出航時10m以上の西風が吹いていた。掛馬沖は茶白濁で透明度は依然低かった。波は3
〜40cm程度だが全体が崩れており非常に短い波長だった。牛渡沖もやはり茶白濁。この
辺では1mにも及ぶ短波長の波を観測。高浜入心、依然透明度は低かった。かすみがう
ら市田伏−志戸崎に至るまで風浪陰になる沿岸を航行した。志戸崎沖1海里付近に達し
た頃には目測でサイドウインドー直下にも達するほどの高波が見られた。大きい波浪に
より、数メートル船体がジャンプした後、着水。その直後波に船首が突っ込むいわゆる
バウ沈状態に陥りデッキを激流が流れていった。直後航海計器類の破損、トイレの部分
破損、また調査員が船室内で吹き飛ばされるなど尋常的な航行が不能と思われ引き返す
ことを決定し土浦港に向かった。また停電も発生し、一時計器類や各電源がストップし
た。機関を停止し、再始動することで電源供給は復活した。志戸崎沖から崎浜にかけて
波浪は非常に高く時々徐航を余儀なくされた。
2005年2月08日(水) 船長1名、調査員2名。
地点名 天候  晴。  風向風速:北西0〜3m。  気温9〜11℃
 
09:30 09:45 土浦港京成マリーナ 定期水質調査のため出航。
09:55 10:10 蓮河原沖A-1 底砂採取。
10:11 10:21 蓮河原沖A-2 底砂採取。
10:22 10:32 蓮河原沖A-3 底砂採取。
10:33 10:43 蓮河原沖C-1 底砂採取。
10:44 10:54 蓮河原沖C-2 底砂採取。
10:55 11:05 蓮河原沖C-3 底砂採取。
11:06 11:16 蓮河原沖D-1 底砂採取。
11:17 11:27 蓮河原沖D-2 底砂採取。
11:28 11:38 蓮河原沖D-3 底砂採取。
11:45 13:15 土浦港京成マリーナ 上陸、食事、休憩。
13:25 13:35 蓮河原沖B-1 底砂採取。
13:36 13:46 蓮河原沖B-2 底砂採取。
13:47 13:57 蓮河原沖B-3 底砂採取。
14:01 14:11 蓮河原沖D-1 底砂採取。
14:12 14:22 蓮河原沖D-2 底砂採取。
14:23 14:58 蓮河原沖D-3 底砂採取。デッキ部の砂落とし。
15:05 16:00 土浦港京成マリーナ 帰港後食事、片付等。走航距離5浬
ワカサギ卵調査のため出航。蓮河原地先での調査で、水深1.0、1.25、1.5mの水深の底
砂をエクマンバージ採で行き泥器で採取し、持ち帰ったサンプルの中から顕微鏡でワカ
サギ卵を探すものである。通常、ワカサギの産卵が2月、シラウオが3月頃と言われて
いるが、今年は早い時期からワカサギが産卵したとの情報があった。ワカサギ卵のサイ
ズは0.9mm、シラウオは0.8mm。シラウオの卵調査は来月に行う予定である。風が比較的穏
やかだったため、採砂は比較的楽に行えたが、デッキ上は砂だらけになり後始末が大変
だった。透明度は非常に悪く、ミルクコーヒー色に近い色を呈していた。
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