2006年10月14〜19日 |
中海・宍道湖探訪調査 |
日付 |
発時色 |
地点名 |
天候:おおむね晴。18日九州高温。19日太平洋上時化。 |
着時色 |
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14 日 |
10:40 |
土浦市内 |
宍道湖・中海探訪調査のため出発。 |
11:23 |
土浦駅 |
特急フレッシュひたち24号 |
12:04 |
上野駅 |
数分で山手線乗換。 |
13:33 |
東京駅 |
700系のぞみ89号 |
17:02 |
岡山駅・市内 |
関係者事務所:PC2台OS導入。友人宅泊。 |
15 日 |
11:20 |
岡山市内 |
関係者事務所。1台HDD交換。ネットワーク構築。 |
12:00 |
山陽IC |
山陽道、岡山道、中国道、米子道経由。 |
15:00 |
米子IC |
途中蒜山高原SAで休憩。 |
15:30 |
米子港 |
撮影、透明度、水の味見、生物観察。 |
15:50 |
江島大橋 |
旧中浦水門跡地脇。撮影。 |
16:20 |
大根島波入港 |
撮影、透明度、水の味見、生物観察。 |
16:45 |
松江宍道湖温泉 |
干拓海中道路経由。市内で食事。ホテル泊。 |
16 日 |
09:50 |
松江宍道湖温泉 |
宍道湖・中海探訪調査のため出発。 |
10:10 |
佐陀川 |
撮影、透明度、水の味見、生物観察。 |
10:30 |
秋鹿浜 |
撮影、透明度、水の味見、生物観察。 |
10:45 |
斐伊川 |
展望。 |
11:00 |
宍道駅 |
撮影、休憩。 |
11:20 |
鳥ヶ崎 |
撮影、風景展望。 |
11:40 |
嫁島前袖師ヶ浦 |
松江湖畔公園。撮影、透明度、水の味見、生物観察。 |
12:00 |
松江港 |
撮影、透明度、水の味見、生物観察。 |
12:15 |
中海長海沿岸 |
干拓堤内水面。撮影、透明度、水の味見、生物観察。 |
12:30 |
境港 |
昼食。港の海鮮丼激しく美味かったです。 |
13:45 |
三保湾弓ヶ浜 |
自衛隊米子基地近く。撮影。 |
14:00 |
米子IC |
高速上の工程の逆。途中蒜山で休憩。 |
16:50 |
岡山IC |
PCショップ、関係者事務所でPC設定。友人宅泊。 |
17 日 |
11:22 |
岡山駅 |
特急しおかぜ9号、瀬戸大橋、松山経由。15:06着 |
17:25 |
八幡浜駅(港) |
宇和島運輸フェリー『あかつき2』。 |
20:05 |
別府国際観光港 |
別府大学駅−大分駅(市内見物)−坂ノ市駅−タクシー。 |
23:45 |
大分大在港 |
シャトルハイウエイライン『しゃとるよこすか』船中泊。 |
18 日 |
21:25 |
横須賀久里浜港 |
遅れ。車で佐原IC横横−湾岸−江戸川線経由−小菅IC。 |
22:54 |
青戸駅 |
京成青戸−京成高砂−京成金町。 |
23:24 |
金町駅 |
千代田線直通各駅停車で隣の松戸乗換。 |
19 日 |
00:19 |
土浦駅 |
経由常磐線快速松戸発23:32発。 |
00:25 |
土浦市内 |
帰宅。全移動距離1529.31浬(2832.29km) |
関係者貿易会社のPC設定の仕事と中海、宍道湖の調査、及びシャトルハイウエイライン
取材のため出発した。新幹線のぞみでは、あっという間に岡山へ。岡山からは知人の自
家用車での移動となり、協力に感謝している。非常に多額の税金を注ぎ込んで進められ
ていた中海、宍道湖の淡水化及び中海北部の干拓事業は米が余る現在、その必要性が疑
われ、また湖沼の汚濁にもつながることから住民からの猛烈な抵抗があり完全に中止さ
れた。中浦水門は既に半分が完全撤去され、残り半分も閘門部の導流堤と橋桁を残すの
みになっていた。そのかいあってか、中海の透明度は著しく上昇しているようである。
大根島の波入港付近では、3mの海底がはっきりと見え、透明度はおそらく5mを超え
ようとも思われる。中浦水門脇には新たに大型船を通すための非常に高い江島大橋が完
成しており、その下を数万トンクラスの大型貨物船が堂々と通っていく姿は霞ヶ浦では
まず見られない光景である。中海の南東部、米子の奥まった部分には大型船が接岸でき
る港(米子港)が整備されており、西の外れにも大きなバースを持つ松江港が再開発さ
れていた。まさに中海は海であった。宍道湖は、佐陀川を経て日本海へ、また大橋川を
経て中海へ繋がる汽水湖で、ヤマトシジミの生産量は他を圧倒し日本一で、日本で流通
する市場の実に40%にも及ぶ漁獲量である。透明度はやはり霞ヶ浦とは比較にならず、
2m程度の固定の砂がよく見える。透明度は3〜4mあるように思われた。水を舐めて
みたところ中海は海水で非常に塩辛く、宍道湖は海水の数分の一程度と感じられた。中
海の生物は岸壁にカキやフジツボ、キサゴ等の海産性の貝類が着いており、ボラやメジ
ナ様の海魚が泳いでいた。宍道湖では秋鹿浜の公園に寄り、砂浜を手で一掻きしてみた
ところ、大小のヤマトシジミが5個も出てきて驚いた。物凄い生息密度だ。車で湖岸を
走ると宍道湖各地で人工浜造成工事が行われていた。これらの砂は山砂なのかと思いき
や、しばらく車で走ると莫大な天然砂場が見えてきた。斐伊川である。下流域の水面幅
に比べ、幅1kmくらいあろうかと思われる広大な砂地が広がっていた。これなら砂の心
配はいらなそうである。流入河川の天然川砂が使えるとはなんとも贅沢な資源である。
その後南岸で各地に寄りながら松江へ向かった。この日出雲空港から玉造温泉に至るま
で宍道湖南岸沖合2〜300m沖合いにベルト上の薄緑の帯が続いていた。赤潮だろうか?
結局は謎のままであるが、鳥ヶ崎の絶壁上から撮った写真にも写っている。緑帯の正体
をもし知っている方が居られましたら是非ご連絡下さい。
とにかく、宍道湖、中海とも綺麗で豊かな水域であった。松江は町並みが非常に美しい
ウォーターフロントだった。いずれにせよ湖と漁業資源を守るため、また交通路確保の
ため中浦水門を破壊させた鳥取、島根両県民の意識の高さと行動力に敬意を表したい。 |
左:700系のぞみ89号鼻。右700系のぞみ車内。
右:富士市付近の富士山。左:新幹線で浜名湖の橋を通過中。
湖の港!?中海の米子港。
左:米子港奥の方 右:中浦水門撤去のためできた江島大橋、物凄い高さでした。
左:中海の海水と海草。右:大橋川河口付近。整備されている松江港バース。
破壊途中の中浦水門。
左:松江城。右:袖師ヶ浦から見た松江市街。
ホテルから見た嫁島の夕映え
左:朝の宍道湖。多くのシジミ漁船が浮かぶ。右:帰港したシジミ漁船(佐陀川)
左:秋鹿浜の砂浜。右:シジミの貝殻浜。
右:水は非常に澄んでいる。左:砂を掘ってらシジミがいっぱい。
鳥ヶ崎から島根半島展望。奥部の出雲空港から300m程度沖に緑の帯が伸びる。何だろう?
左:がいあ船長。鳥ヶ崎で。左:境港フェリーターミナル。フェリーは鬼太郎柄、街灯は目玉オヤジ。
三保湾の弓ヶ浜(夜見ヶ浜)米子基地近く。非常に透明度が高く綺麗な浜である。
左:大仙(だいせん)。右:瀬戸大橋を特急しおかぜ9号で通過中。
左:八幡浜駅。"ガラガラガラガラガラガラガラガラ"ディーゼル。右:フェリーあかつきから錆色の宇和海。
左:JR九州の綺麗なワンマン電車。右:大分駅。
左:大分駅前。右:『しゃとるよこすか』内のレストラン。
『しゃとるよこすか』の甲板
左:時化てきた紺碧の熊野灘。右:『しゃとるよこすか』の海軍カツカレー。激しく美味かった。 |