『 がいあ 』 ニュースと航海日誌  『 2023年2月 』
2023年2月27日(月) 船長(代行)・船員2名、調査員1名、会員6名
発地点名 天候晴。 風向風速 北西6m。 気温6~10℃
 
土浦港
08:00 08:30 土浦港ラクスマリーナ 定期水質調査のため出航。9名乗船。
08:40 09:00 沖宿-防衛技研 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
09:10 09:20 牛渡-大須賀 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
09:40 09:50 三又心 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
10:05 10:15 麻生-和田沖 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
10:20 10:25 麻生桟橋 食事積込み。
10:45 10:55 潮来港沖 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
11:05 11:15 外浪逆浦心 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
11:25 11:35 息栖真崎 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
11:45 11:55 逆水門上 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
12:00 12:20 常陸川閘門 通船。
12:25 12:25 逆水門下 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
12:30 12:40 常陸川閘門 通船。
15:30 15:40 土浦港ラクスマリーナ 9名下船。
土浦港 帰港後、片付等。走航距離65浬。
<文:沼澤主任研究員>
2月上旬に予定していた逆水門方向の観測は、冬型の気圧配置で強風が予想されたため、二度延期し、27日にようやく実施した。この日は無風で快晴。順調に9地点で採水し、現場観測を行った。陽光が漣に煌めき、北帰行間近の水鳥の群れも落ち着かない様子。筑波山の向こうに冠雪した奥日光の男体山が見えた。1~2月は寒い日が続いたが、日照時間が伸びて、湖水中では植物プランクトンの珪藻類が増殖し始めていた。水色は黄緑。透明度は湖心では 100cmだった。西浦の他地点で60cm程度、外浪逆浦で80cm程度だった。動物プランクトンでは、ハネウデワムシが優占していた。他のワムシ類やミジンコ類はまだ少なかった。逆水門下地点では、ゴカイ類幼生がプランクトンネットに入り、塩分濃度が高かった。この季節は、水位がYP1.3m付近に調節されており、逆水門が閉門されていることが多いため、直下まで塩水が遡上していた。COD値は、天王崎沖で7mg/Lだったが、他地点は5mg/L台のところが多かった。無機態窒素やリンは特に高くなかった。
調査風景 撮影:沼澤主任研究員
押し船 撮影:沼澤主任研究員
潮来マリーナ風景 撮影沼澤主任研究員
常陸川閘門通船撮影:沼澤主任研究員
2023年2月26日(日) 『 がいあⅡ世 』燃料 70㍑給油
本日、帰港後に調査船『がいあⅡ世』に軽油 700リットル(県税事務所許可油)を給油した。
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