2023年10月30日(月) |
船長(代行)・船員2名、調査員1名、会員6名 |
<文:沼澤主任研究員>
天気予報どおりの晴天だったが、昼ごろから風が出たため、江戸崎入は欠測とし、早めに帰港した。透明度は60~80cmだった。水色は薄茶緑の地点が多かった。CODは高浜入で7.4mg/Lとやや高かった。無機態窒素、リン酸態リンは低めだった。電気伝導度、塩化物イオン濃度も低めだった。
動物プランクトン相では、夏に比べてオナガミジンコが減ったが、ゾウミジンコはまだ残っていて、例年の10月なみだった。高浜入ではフクロワムシが優占していた。動物プランクトン類はやや多い印象だが、今年は捕食者であるワカサギの個体数が少ないためかもしれない。10月31日付茨城新聞の記事では、今年は霞ヶ浦のワカサギは3年続きの記録的不漁だという。
植物プランクトンの数は少なめだった。これは、日照時間が短くなったこと、水温が低下してきたことに加えて、動物プランクトンによる捕食圧がかかっていることが考えられる。
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