2024年7月18日(木) |
船長(代行)・船員2名、調査員1名、会員3名 |
<文:沼澤主任研究員>
今回は梅雨明け日の観測となった。しかし、調査船のエンジン不調で、西浦6定点のうち、沖宿沖、牛渡沖の2地点のみの観測となり、他4地点は欠測。
2地点の透明度は60cmで、先月より低下した。これはアオコ(藍藻類ミクロキスティス)の増殖によるもので、プランクトンネットに多く入った。先月に続き、大型動物プランクトンのカブトミジンコ、オナガミジンコも観察された。これらはアオコ以外の植物プランクトンを餌にするため、先月の観測では透明度が上がった。太陽光の湖水への入射を受け、今月はアオコの群体が増殖してきたため、透明度が低下している。沖宿沖では、アオコが水面に浮上し、斑模様を呈していた。アオコ発生5段階評価のうち、「3」程度の発生状況だった。今後、アオコの増殖が続くと、土浦港内に南東風で吹き寄せられ、2011年夏以来の悪臭発生が懸念される。
(ネット検索:「霞ヶ浦水質調査研究会」体験乗船歓迎、会員募集中、問い合わせ:090-6154-0137)
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