『 がいあ 』 ニュースと航海日誌  『 2026年4月 』
2026年4月22日(水) 船長(代行)・船員2名、調査員2名、会員1名
<文:沼澤主任研究員>
 2カ月ぶりの調査となった。朝、土浦港では微風だったが、沖に出るにつれて風が強まり、波が高くなった。白波(三角波)まではいかないが、小型ボートではかなり揺れる。船速が早くなると振動が大きい。昼食弁当の受け取りで寄った麻生漁港のそばの鯉幟が水平に元気よく泳いでおり、風の状況を示していた。そのため危険を回避し、高浜入は欠測にして、昼過ぎに土浦港に戻った。航行中、湖面にハクレンの死体が目立った。麻生沖では、カモ類の群れが飛び立った。周辺の台地(稲敷、新治、行方)は、新緑が濃くなってきた。
 水温は19℃ほどで、例年5月の連休ごろの温度。水色は薄茶濁。透明度は各定点で80cm程度。電気伝導度は今冬、今春の少雨を反映してか、やや高い。アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素、リン酸態リン各濃度は、いずれも低く、増殖した植物プランクトンによって吸収されているようだ。CODは4~5mg/Lで、高くない。
 植物プランクトンは例年春期同様、珪藻類(ハリケイソウ類、アウラコセイラ類:旧メロシラ類など)が増殖していたが、ブルーム(大増殖)まではいかないようだ。動物プランクトンは、2月に比べてワムシ類が減少し、ケンミジンコ類とその幼生のノープリウスが優占していた。ケンミジンコ類によるワムシ類の捕食が考えられる。カブトミジンコも多く、ワカサギ稚魚が少ないことを反映しているようだ。

(ネット検索:「霞ヶ浦水質調査研究会」体験乗船歓迎、会員募集中、問い合わせ:090-6154-0137)

往路は穏やか
帰路は浪が出た
麻生漁港の鯉幟
<<戻る