| 2026年8月26日(水) |
船長(代行)・船員2名、調査員1名、会員2名 |
<文:沼澤主任研究員>
今年の8月は、猛暑、前線接近、雷雨、台風など、頻繁に変わる過酷な気象条件に振り回され、観測スタッフの都合を調整することが難しく、ようやく下旬の実施となった。例年8月は一日かけての逆水門方向の調査だが、午後は雷雨になる予報が出たため、急遽、通常の西浦6定点の観測に変更した。
湖上は湿度が高く、筑波山系は霞んでよく見えなかった。水温は各地点で30℃前後だった。アオコは、腐臭漂う土浦港だけでなく、沖宿沖、牛渡沖、高浜入でも多く、水面が濃緑色だった。他地点の水面は薄緑だが、観測、採水のために船が停止すると、水面に多くのアオコの粒(群体)が観察された。7月の観測では、透明度が2mを超える地点があったが、今回は1mを超える地点はなかった。航行中、ボラのジャンプ、ハクレン死体が観察された。
6定点で採取した動物プランクトンを顕微鏡で計数すると、7月に多かったカブトミジンコが減り、例年夏に優占するオナガミジンコ、ゾウミジンコが増えていた。植物プランクトンは、アオコを構成する藍藻類のミクロキスチスなどが優占していた。
水質分析では、アオコが多く発生していた沖宿沖、牛渡沖、高浜入でCOD値が高かった。沖宿沖、牛渡沖のCOD値は6mg/L台、高浜入では8mg/L台だった。各無機態窒素、リン酸態リンは、大発生の藍藻類に吸収されたためか、高くない。今後、アオコ類の腐敗によって、水中へ窒素、リンが還元されるかもしれない。
(ネット検索:「霞ヶ浦水質調査研究会」体験乗船歓迎、会員募集中、問い合わせ:090-6154-0137)
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