前線接近を気にしながらの観測となったが、帰港時まで穏やかな湖面だった。当日夜から風雨が強くなった。透明度は、沖宿沖、高浜入り等で60cm、三又湖心で90cm。水色は薄茶だった。水面のハクレン死体は特に多くないが、航行中に複数見られた。20羽ほどのカワウの群れとすれ違った。COD値は5mg/L前後、各無機態窒素とリン濃度は低めだった。水面では泡が目立った。
ワカサギの捕食圧が少ないためか、動物プランクトンのテマリワムシが特に多かった。テマリワムシ大発生は、25年を越える湖水観測で初めての経験であり、水面の泡立ち、薄茶の水色、粉っぽい水の印象に関係するかもしれない。ゾウミジンコ、ケンミジンコも多い。他方、植物プランクトンが少ない。ミジンコ類及びワムシ類の動物プランクトンが植物プランクトンを摂食し尽くした感がある。しかし、透明度は低い。今後、夏に向かって水温が上昇するにつれ、透明度がどのように変化するか。アオコ発生があるのか。定期観測が重要である。
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