『 がいあ 』 ニュースと航海日誌  『 2012年5月 』
 
 2012年5月10日(木) 船長・船員1名、調査員1名、会員1名
発地点名 天候:晴時々曇。  風向風速:北東3m。  気温5〜7℃
 
08:30 08:40 土浦港 定期水質調査のため出航。
08:50 09:00 土浦港ラクスマリーナ 2名乗船
09:10 09:20 沖宿−防衛技研 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
09:30 09:40 牛渡−大須賀 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
09:50 09:55 大山ドック ホワイトアイリス入場事前水深計測。
10:00 10:10 江戸崎入心 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
10:25 10:35 麻生・和田沖 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
10:45 10:55 三又心 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
11:05 11:10 手賀沖 透明度。
11:15 11:20 水産試験場沖北 透明度。
11:30 11:40 高浜入心 採水、水温、透明度、プランクトン採取。
12:20 12:20 土浦港ラクスマリーナ 通過。
12:30 12:40 土浦港 帰港後、片付等。走航距離42浬。
天候や乗組員の都合上、1ヶ月近い遅れの出航になった。前月の以上透明度上昇時に計測を行いたかったが臨時調査で部分のみ調査となってしまったことは少し残念であった。今回もまた季節外れの寒気の流入によって午後から雷や竜巻の予報が出ており午後1時までに上陸するという条件をつけての一筆書き超高速調査となった。先週末の5日はつくば市で竜巻が発生し、北条集落9十数件中、7十数件が全半壊するという異常気象に見舞われており、自然の状況を見極めた運航がこれまで以上に必要になり、大変である。その他、沼澤研究員の茨城大学講師の日程と水質調査の日程の折り合いがつかず、水上での調査項目を大幅に減らして持ち帰ったサンプルからの陸上分析項目が増加した。
今回の透明度は、先週の大雨の陸水流入と暴風により発生した大波浪で底泥の巻き上げの影響があったとみられ、土浦入りは茶白濁に濁っており、各地も4月に異常高透明度のときに比べ透明度は低下していた。しかし、全般に通常よりは高く、観測点ではないが霞ヶ浦大橋南と北ビリジアンの水塊があり、臨時停船させて透明度を計測したところ最大1.7mあった他、高浜入心では、おそらく観測史上最大の透明度を記録した。観測途中旧海軍大山ドック入口からバースにかけてホワイトアイリス入港事前水深計測を行った。震災で付近スロープが酷く破壊されていたためと、ディンギーがこの付近でキールを引っかけたという情報に基づきラクスマリーナから依頼されたもの。
土浦港に到着後3名で車に乗車しサンプルを研究室に届けてレストランで食事をしていたところ風が強まり、2時頃には強い雷を伴った暴風雨になった。
霞ヶ浦データに土浦の放射能と霞ヶ浦の水道が安全な理由につて説明するページを追加しました。
霞ヶ浦データに土浦市港町3-10付近の空間線量データページを作成し、5/20よりUP開始しました。
 

天候悪変前に帰港。既に曇っっている。

竜巻後の北条の惨状。車窓から。

 北条のがれき。車窓から。
 
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