『 がいあ 』 ニュースと航海日誌  『 2015年9月 』
2015年 9月19日(土) 『 がいあⅡ世 』燃料210㍑給油
本日、調査船『がいあⅡ世』に軽油210リットル(県税事務所許可油)を給油した。
2015年 9月19日(土)
霞ヶ浦の今後の水位現況
霞ヶ浦の水位について

9月11(金)の日誌記入後、栃木県鬼怒川流域では更なる降雨があり、利根下流の水位は更に上昇傾向にありました。逆水門下の太田新田でYP+1.1mを切ったのは9/15(火)午前11時頃でした。霞ヶ浦が順調に滅水し始めたのは14(月)からになります。常陸川水門がなかった場合、逆流型の洪水に見舞われるような状況であったこ想定できます。9/14月以降は、位が下がり始め、16(水)AM11時には湖心で1.5mを切り、17(木)AM7:00にはYP+1.42mまで下がりまし。一見順調と思われたのですが、茨城、栃木に更なる降雨があり、同23時には再びYP+1.5mを超え、9/19(土)16時現在、再増水後の滅水には至っておりません。利根本川太田新田付近で本日0時には再びYP+1.1mを切っている事と、逆水門は本日まで1日2回開門、明日以降1日1回、夜から朝まで解放予定(出水の為適当)になっているため、大雨がなければ今夜以降、順調に滅水するものと思われます。

霞ヶ浦データに土浦の放射能と霞ヶ浦の水道が安全な理由につて説明するページを追加しています。
霞ヶ浦データに土浦市港町3-10付近の空間線量データページを作成し、5/20よりUP開始しています。
2015年 9月11日(金)
霞ヶ浦の今後の水位について
このたび洪水で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
霞ヶ浦の今後の水位

今回は線状降雨帯が停滞するという九州に多い現象が関東で発生したもののようです。
鬼怒川の氾濫は、線状降雨帯が、東武スカイツリーライン、日光線、鬼怒川線上を軸に東西20km範囲内に1日近く居座ったもので、限られた地域に350~600ミリの豪雨が、夜から朝迄の短時間に降ったために引き起こされた大災害でした。土浦の1年間の降水量の半分が一晩で降ってしまった計算です。
一方利根川の源流に当る群馬では大した雨は降らず、羽生から上は増水していないようです。羽生から下は思川と鬼怒川の逆流によって増水したためです。
利根本川は毎秒15000t以上流せる日本一の水量を持つ川ですので、一支線の鬼怒川の増水レベルなら充分流下させる能力を持っています。ネックの利根町、印西市以下は、かなり順調で、霞ヶ浦の水も充分放流出来ているものと思われます。今日は雨から2日目なので、もう少し増水し、YP+2m程度にはなるかもしれませんが、同じような台風が数日以内に来ない限り、霞ヶ浦沿岸に被害が出る程ではないと思われます。本日9/11から14日までは大潮で、落差を利用し、常陸利根川最大通水能力1000t/秒、実質 500t~1000t流下させることができるため、明日朝から徐々に滅水していく事と思われます。常陸川水門の順流開放時刻は9/12土から3日間は6:00~13:00、19:00~13(日)1:00の13時間、同6:30~13:30、19:00~14(月)1:30の13時間30分、同 7:00~14時、19:30~15(火)2:00、13時間30分、同7:30~14:30、20:00~9/16(水)2:30、13時間30分。4日間で53時間30分。流入量+流下通水量で500t/s滅水(平成2年の台風18号、20号の滅水グラフを元に)するとして約1億t、50cmの滅水が可能。また平成2年以後に牛堀ネック(旧東村三島、旧北利根橋跡北利根川水面幅130メートル)が以後に浚渫されているとしたら通水能力を毎秒1000tと安易に計算しても良いかもしれません。(現幅230m最近の滅水速度が非常に早く感じられることを考慮したためです。)その場合、上記2倍の2億t、水位で1m滅水する模様です。
常陸川水門操作状況を見に行かれる場合水撃による津波にご注意ください。水は急には止まれないため、水門閉鎖後間もなく水位が1~2m程度上がり、それは津波となって常陸利根川を遡上し、外浪逆浦あたりまで影響します。急激に平場が水没するため危険です。

霞ヶ浦データに土浦の放射能と霞ヶ浦の水道が安全な理由につて説明するページを追加しています。
霞ヶ浦データに土浦市港町3-10付近の空間線量データページを作成し、5/20よりUP開始しています。
常総市 TV画面撮影より 常総市 TV画面撮影より
常総市 TV画面撮影より 土浦市桜川 避難勧告 TV画面撮影より
<<戻る