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歴史が教える霞ケ浦浄化法 −浄化法2−
逆流によりCODはどのように変化するか!?
台風後は流域の降水を集め、56本もの流入河川から一気に霞ケ浦に流れ込む。通常でも降雨の後は
Y.P.+1.2m程度になることが多い。なお流入河川の増水時の水は本川に比べると多大な有機養分含
み汚いので、今回はその水を5000万トンとみなし人口逆流の4億トンから差し引いて3.5億tとしC
ODの薄まり具合を単純計算してみることにした。なお霞ヶ浦のCODを8mg/l、利根本川のCODを2mg/
lとし、Y.P.+1.00m時の全水量を8億tと設定した。またこの人工洪水計算はY.P.+0.85mからY.P.+
2.85mの間に4億tの水を得ようとするものであるため順流放水により15cm下げた霞ケ浦の全水量を
7億7千万tとし、濃度計算式に当てはめ、利根本川から霞ヶ浦に流れ込む量を単純計算した。
8.0億t 全 水 量 0.3億t 順 流 操作後 7.7億t 残 水 量 ・・・・・@
(Y.P.+1.00m時) (Y.P.+0.85m時) (Y.P.+0.85m時)
4.0億t 逆流全水量 0.5億t 流入河川水量 3.5億t 逆流水量 ・・・・・A
7.7億t 残 水 量 0.5億t 流入河川水量 8.2億t 元 水 量 ・・・・・B
*利根川から霞ヶ浦に流入する逆流全水量は、大封じには4億tをはるかに凌ぐこともあり、梅雨
 や通常の降雨では、これに満たない場合がある。なお、台風時の霞ヶ浦へ流入する河川の水質は
 底泥の拡散などにより通常より悪いデータとなる場合が多い。
希釈後のCOD計算式 逆流水のCOD×逆流水量+元水量のCOD×元水量
逆流水量+元水量
*洪水時の利根本川のCODを2mg/l、霞ヶ浦全水量のCODを平均8mg/lとする。
逆流1回目のCOD = 2.0×3.5億t + 8.0×8.2億t / (3.5億t+8.2億t) = 約 6.2mg/l
逆流2回目のCOD = 2.0×3.5億t + 6.2×8.2億t / (3.5億t+8.2億t) = 約 4.9mg/l
逆流3回目のCOD = 2.0×3.5億t + 4.9×8.2億t / (3.5億t+8.2億t) = 約 4.0mg/l
逆流4回目のCOD = 2.0×3.5億t + 4.0×8.2億t / (3.5億t+8.2億t) = 約 3.4mg/l
逆流5回目のCOD = 2.0×3.5億t + 3.4×8.2億t / (3.5億t+8.2億t) = 約 3.0mg/l
逆流6回目のCOD = 2.0×3.5億t + 3.0×8.2億t / (3.5億t+8.2億t) = 約 2.7mg/l
昭和40年代前半のCOD実現!
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